Dom Pérignon 2008（Moet et Chandon）

2019年8月11日

ヴィンテージの魔術師、Dom Pérignon

お酒を飲まないという人でも、その名を聞いたことがあるというドン・ペリニヨン。
単一年に収穫された、最高品質の葡萄のみからシャンパーニュ（シャンパン）を造るという、いわゆる「ヴィンテージ」に対するこだわりを強く持っています。そのことから、ヴィンテージのクリエーターと呼ばれるほど。それぞれの収穫年の葡萄から生み出される特徴を深く捉え、ヴィンテージごとに新たなる価値を見出す、まさにヴィンテージの魔術師。その葡萄の品質が、ドン・ぺリニヨンが独自に定める基準に満たない年には、その年のヴィンテージを造らないほどの徹底ぶりです。
自社にある地下のセラーで、最低８年もの間熟成させたシャンパーニュは、独特の、そして絶妙なハーモニーをもち、そのポテンシャルが非常に高いため、出荷後すぐでも、さらに数年間寝かせてからでも、どちらでも楽しめます。まさに、完璧と言えるバランスのシャンパーニュです。

Dom Pérignon 2008

「近年まれに見るバランスのよいブドウの収穫となった2008年を代表する一本」

シンプルで潔く、複雑な色香を放つ、魅惑的なシャンパーニュ。柑橘類やエレガントな花を思わせる、爽やかで可憐な香り。口に含むと、小気味よく裏切られる深みを感じます。
ローストしたアーモンドのようなニュアンスが広がる中、わずかなミントのようなハーブの香りが、全体のイメージを溌剌とさせていて、質の良い葡萄が造るしっかりとした骨格だけでなく、長期熟成により、華やかかつ洗練された香りと味わいが存在感を放っています。長く残る余韻をも楽しめる、特別な一本です。